独身でも永代供養はできる?手続きと具体的なやり方をご紹介!

永代供養について

永代供養とは、お墓参りをしてくれる人がいない、お墓参りに行けない方に代わって、寺院や霊園が管理や供養をしてくれる埋葬方法のことを指します。

永代供養は、承継者のいない独身の方でも利用する事ができます。

今回は独身方の場合の永代供養について、やり方や方法をご紹介していきたいと思います。

 

独身に永代供養が求められる理由

永代供養の最大のメリットは、お墓の管理をする必要がないということです。

独身とはいっても、先祖代々入ってきたお墓もありますし、承継者がこの先ずっといないとも限りません。

ですが自分が跡を引き継ぐ立場になったとき、お墓の管理は手間も金額も負担になる人もいます。

永代供養は申込の時点で、まとまった金額の支払いをして、そのあとは寺院や霊園が管理してくれるので、煩わしさや心配がいりません。

もちろん、既にお墓に入っている故人のお骨も移すことは可能です。

 

独身でも永代供養は条件なしで申し込める?

独身だからといって、特別な申し込みや審査は必要ありません。

永代供養の形式や、金銭面の条件が納得でき、支払いさえ済ませることができれば難しい問題もなく依頼できます。

そのためにも、永代供養にどんな形式があるのか、自分が依頼する寺院や霊園はどんな管理形態かをきちんと把握しておきましょう。

あとになって、「話が違う」となっても、一度依頼した以上はすぐに解除できるものでもありません。依頼するときには細やかな確認が必要になります。

 

独身の永代供養にはどんな形式があるの?

寺院などに永代供養を依頼したとして、その形式は様々です。

永代供養を依頼するうえで自分は何に重きをおくかをきちんと明確にしておきましょう。

 

散骨について

金銭面で一番楽なのは、「散骨」になります。

これは文字通り粉末状にしたお骨を、海や山、空から撒く供養方法です。

船や飛行機を使うので、そのための費用はかかりますが、お墓そのものは構える必要がないので管理費がいりません。

 

樹木葬について

そして、樹木葬もお墓の管理が必要ありません。

これは霊園などの敷地内の樹の下に遺骨を埋葬する方法です。

埋葬方法は施設によって異なりますので、依頼する前にしっかり確認しましょう。

 

合祀墓について

合祀墓と呼ばれる埋葬は、複数の人を合同で祀るお墓のことを言います。

これは血縁関係のない、まったくの他人と同じお墓に入ることになるので、抵抗を感じる人もいるかもしれません。

一度埋葬してしまうと遺骨は取り出せないというデメリットもあります。

もしも他人と同じお墓はいやだという場合は、納骨堂がいいでしょう。

納骨堂は遺骨の入った骨壺を安置する屋内施設です。

ロッカー式や仏壇式など種類がありますが、誰かと一緒に納骨されませんし、屋内なのでそのあともお墓参りにくる人は天候に左右される心配がありません。

ただし、一定の期間が過ぎると合祀墓になる可能性が大きいので、こちらも事前の確認はしておきましょう。

 

独身だからこそ終活に永代供養を取り入れることも考えよう

近年では、独身であることに抵抗がある人は少なくなっており、望んで独身を貫く人もいます。

ですが、独身でいるということは、承継者を残していけないということでもあります。

家族のお墓い入りたくないという人も、自分が没したあとは人に迷惑や手間をかけたくないという人もいます。

だからこそ、終活を考えるときにはお墓の問題はしっかり手配しておきましょう。

永代供養も、生前に依頼をする人が増えています。

自分でしっかり下調べをして、金銭面の解決も済ませておけば、没したあとは誰にも迷惑をかけず、守りたいお骨も守れて、自分も安心して休めるでしょう。

最後に、永代供養は一生ものの供養方法ではありません。

大体は期間を設けて条件を変えていくことが多いので、そのことも踏まえて考えておきましょう。

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